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発作のように作って放っておいたこの場所、どうやってログインしてたのか思い出せずにいた。
手始めにこれだとおもった方法で、なんと最初のはてなアカウントに繋がった。約15年前に作ったものだ。
アンテナもブックマークもまだ生きていた。Twitterにいろんなニュースアカウントが来る前は毎朝これをみてから学校に行っていた。
それどころか当時のブログがそのまま残っていた。はてなダイアリーは数年前に機能を停止している。なんの世話もしていないブログもしっかり新ブログに移行していたとは思わなかった。
お心遣いに感服する。でもひと思いにやっちゃってくれてよかったのに。

薄目で全体を見返す。「いや~17歳ですよまいりましたね」のような文言が目に入ってきた。
ファストフードのポテトで胃もたれすることもしらない年頃で何がまいりましたねだ。
定期テストの出来を振り返るコーナーもあった。「現国は~、まあまあかな!」誇るな誇るな。もっとちゃんと本を読め。教養は人生を豊かにするぞ。例えば深夜ラジオのトークの解像度が上がるとか。

非公開にしているとはいえ、こんなものワールドワイドウェブに置いておくもんじゃない。自らの手で葬るのだ。
そう決心した矢先、高1の3月の記事にたどりついた。
中学時代の恩師との再開を喜ぶ内容だった。

忘れてはいけない、たくさんの人たちとの関わりがここには残されている。
バックアップをとったのち、削除した。
捨てられないものはこうして増えていく。


ちなみにその移転先としてもう1つブログが出てきた。大学の課題に追われている時に作ったものだった。
こっちに関しては本当に存在を忘れていた。中身もモラトリアム20代の長ったらしい独り言が数記事あるだけでノスタルジーも湧いてこない。
これこそすぐに抹消して構わないのに、どうやってログインしていたかの見当もつかない。
しばらく宙に浮いたままでいてもらおう。

きょうの曲

music.apple.com
「そんな初代アカウントを駆使していた頃、あなたはこんな曲を聴いてませんでしたか?」
という提案が絶妙すぎるApple Music。